サイトへ戻る

108 yoga mission#003《長い散歩に出る-ウォーキング・メディテーション》

今週の《ヨガ・ミッション#003》は、《長い散歩》に出かけてもらいます。

◉このような状況下ですので、くれぐれも人混みは避け、ガイドラインに沿った行動をお願いします。

「え?ヨガ?歩くことが!?」って声がどこからか聞こえてきそうですが、はい、ヨガです。もし、あなたが《歩く》ことを、ご高齢者の暇つぶしや、軽いエクササイズだと思っていたら大間違い。実際に歩いてもらえば「これはヨガだ、これは瞑想だ!」と、分かってもらえるはず。

瞑想は、座ることがまず辛い方もいますよね。アシュタンガヨガをしている方はじっとしているのが苦手な方も多いですが、《歩く瞑想》《食べる瞑想》どのような体勢でも瞑想はできますよ。

作曲家のベートーベンと詩人のゲーテ、ダーウィン、ディケンズ、、、かつての偉人たちの中には、散歩を習慣にしていた人が多いのをご存知ですか?また、現代の天才たち・・・アップルの設立者の一人スティーブ・ジョブズも、会社前の銀杏並木を毎日4時間歩いたとか。ビル・ゲイツも、Facebookの創設者であるマーク・ザッカーバーグも、わたしの大好きな作家・村上春樹も、みんな散歩をしています。

”歩いて到達した思想のみに価値がある。”

”座って過ごす人生は精霊に対する罪である。”

 ー『偶像の黄昏』フリードリッヒ・ニーチェ

人は、歩くことで創造的《クリエイティブ》になり、仕事の生産性が上がり、毎日30分間歩くだけで、心臓病、大腸がん、乳がん、認知症のリスクを大幅に軽減できるという研究結果もあります。

”歩く”ということは、”高貴な芸術”である。

”歩く”ということは、それ自体が1日の一大イベントであり、冒険である。”

”1日に少なくとも4時間・・・大概はそれ以上、世事から完全に解放されて森や丘や野原を心の赴くままに歩くことができなければ、私はおそらく心身の健康を保てない。”

 ー『歩く』ヘンリー・デビッド・ソロー

私の経験談を少し。

数年前から、アシュタンガヨガの練習中に怪我をすることが多く、その治療中は練習量が減ったため(ハーフまでで精一杯!というか十分!!)、散歩をするようになりました。

毎日刻々と変化する野の花の成長を眺め、空を見上げ、鳥の鳴く声を聞いているうちに、足腰が強くなりました。鬱々とした気分が晴れ、自己治癒の力が目覚め、癒されていくのが、手にとるように分かりました。

また、アシュタンガのフルプラクティスを行った後と同じような高揚感にも包まれます。頭の中でまとまらない、モヤモヤとした思考が整頓され、スペースができます(そう、アシュタンガで体の内側にスペースを作るみたいに)。そこに、ひとひらのアイディアが降りてくる。もちろん、この《108ヨガ・ミッション》も、朝の散歩中に思いつきました。

「今日はこの小道を行ってみよう!」「明日はあの花の匂いを嗅いでみよう!」「明後日はあの公園まで足を伸ばして瞑想してみよう」、毎日冒険に出かけるみたいにワクワクしていることに気づきました。旅に出ると、楽しみで早く目が冷めちゃうことないですか?それが毎日!起こるんです。最近ではもう、目覚ましが鳴る前に目が覚めます(昔の私を知っている人が聞いたら仰天な話)。

この自粛生活中に、何か良い生活習慣を手に入れたいと思っているなら、断然にお散歩をお勧めします。絶対にいいことあるから!

さぁ、冒険に出かけよう!

①ひとりの時間(30分以上)を作る。

⚠️絶対にひとりで歩いてください。イヤホンで音楽を聞かないでください。スマホの着信はオフにしてください。途中で見つけたものをインスタやツイート”散歩中継”しないでください。

⚠️コロナ感染が懸念されるこの状況下ですので、ガイドラインに沿った行動をお願いします。

②歩くこと、足の裏を意識して歩き、大地を感じてみよう。

③目や心に訴えくる風景・モノを見つける。

④冒険の成果(閃いた言葉、野花や変わった形の葉・石・ガラス・ゴミなんでも)を、言葉や写真、動画にして、インスタグラム @mysoretakasaki または、@108yogamission タグをつけて投稿する。(もちろんこっそりやってもO K)

Keep Walking ❤︎ masami