2025年、あけましておめでとうございます。
昨年中もお世話になりっぱなしでしたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始の行事がなく、まるでお正月ムードを味わえないインド・マイソールから
高崎シャラ・ご自宅を中継して、日曜レッドクラスにご参加いただいてありがとうございます。
まだの方は、練習のモチベーションを保つためにも
ぜひ、活用してくださいね!!
人生・寄り道のすすめ
今日は、インドで(昨年)撮影した写真から、最近思うことをお伝えしてみます。
インドでは、黄色は『幸運の色』で、ヒンドゥー社会において牛は崇拝の対象です。
私たちアシュタンガヨガの生徒が集まるゴクラムという町中でも、
毎日、どこにでも!牛(や、犬も)は放し飼いですし、
カフェに座っていても、残り物の野菜の切れ端や、
切り落としたチキンの足や(!)
バナナや果物、利用客の残したものなどをバケツに入れたり、
道に撒いたりして与えています。
道も、車が牛を避けて走ります。
昨年のこの写真も、シティに近い市民街で撮影したのですが、
カメラマンが韓国人の友人でしたので、
撮影地も決めずに、ぶらぶら散歩しながら
「ここいいね!あそこも素敵!」という具合で進めていました。
ふたりで、ふと細い道に入ってみたところ、
急にこの数の黄色い牛が!!!!
何かの祝日や、セレモニーの日だったのでしょう。
ぎゅうぎゅうに細い道にひしめき合って、
【神の象徴・黄色い牛】が詰まっているこの光景が目に飛び込んできました。
もう、二人でキャーキャー叫びながら、(撮影秘話:牛の糞尿を必死で避けつつ)
飼い主さんも楽しそうに、こっちの牛がいい、あっちの牛が立派だ!
などと指示してくれたりしながら、テンションMAXで撮影しました。
これは、大通りだけ歩いていては出会えなかった光景です。
庶民の、小さな幸せが詰まったこの生活の場所に、
神様がいっぱいいて
幸福がいっぱい詰まっていました。
私たちの人生においても、そういうものではないかなぁと、
この国で暮らしてみると、よく思うのです。
「正式・王道・正しい」と言われる道が、みんなにとって正解ではないし、
ましてや、その人が「幸せ」と感じるかどうかは別の話です。
日本人は特に(良かれ悪かれ)権威やルールに巻かれる傾向があります。
無理してまで「正しい道」を歩かなくてもいいのではないか。
「正しい」という概念を日本人は知っていますから、それに則って生活しつつ、
あなたが「ああ、こりゃ、幸せだなぁ〜」と思うことをしたらいい。
ヨギーにあるまじきと言われる、例えば、、、
「風呂上がりのビール最高やった!」
「夜遊びして、踊りまくった!」
「深夜のラーメンからのパフェ、たまらん!」
「家族で焼肉大会やったるでー!」みたいなのも
あなたが幸せなんだから、アリでしょう。
アシュタンガヨガのキラキラした先生方の、キラキラした生活の一部をマネしたところで
あなたが幸せでなければ、近くにいる友人やご家族だって不幸です。
だから、今年は、「生活の中にアシュタンガヨガがあることが幸せ」
そのことに嘘がないように、毎日を過ごしていけたらいいな、と
自分の抱負も込めて。。
みなさんが今年も、ますます気持ちよくヨガのある生活を送れますように。
インド・マイソールより愛を込めて
Masami