インドでの練習がスタートして2週間の練習を終えました。
すぐにサンスクリット語やヨガ哲学のクラスが同時に始まったため、朝の5時から午後1時まで、ずっとシャラにいるという生活でした。
その間、インドも季節が変わり、急に朝晩の冷え込みが激しくなりました。風邪を引く生徒も増え、また、ここマイソールは現在、道路工場中の箇所が多く、いつもに増して砂埃が酷く、喉を痛める方も多い。
ちょうど、緊張が解れて、インドでの特別な練習が、日常へと変わるタイミング。
そして、SYCでの2年目の練習は、やはり初年度と違い、少し冷静に観察し、感じることができます。
シャラート先生は、朝4時から、10時、時には11時頃まで日々練習生と対面しています。その前にご自身の練習もされている。毎日400名の生徒のアジャストをし、声をかける。私は日本で多くても10数名ですが、へとへとになることがあります。そのことを考えると自然と敬意が湧いてくるのです。そして、改めて、このような先生にみてもらえること、このような環境で練習できるだけで幸せだと思えるようになりました。
はじめは、とかく特別な環境にドラマティックになりがちですが、練習が長すぎても、体力が消耗してしまいます。そこからは、だんだんと練習がシンプルになっていきます。
睡眠時間や待ち時間の寒さ対策、トイレに行くタイミングまて、あれこれ練習を調整していくうちに、日本での練習ではなかなか味わえない、充実したシャバーサナが待っています。ここでは、たっぷり20分休んでいます。練習で作ったエネルギーをまさに消化する時間です。身体の隅々までその熱を届ける。起き上がる時には、すっかり体と脳の疲労が回復しています。今回、シャバーサナの重要性を痛感しています。
慌てずに、しっかり練習をして、ちゃんと休む。始めと終わりに線を引く。
みなさんも私も、様々なことに追われながら、アシュタンガヨガの練習の時間を捻出して練習していると思いますが、自分のタイムスケジュール管理をすることで、散らからない練習、その先にある生活へと繋がってゆきます。
24時間、そのすべてがアシュタンガヨガなんだなぁ!と、身をもって体験する日々です。
皆さんの年末が滞りなく廻りますように。
masami