今日は、皆さんの日々の練習を見ていて気づいたことを、シェアしたいと思います。
皆さんは、スポーツクラブやダンススタジオなどでヨガをされたことがありますか?そのような場所は、自分の体がどのようになっているか、鏡で確認できるようになっている場合が多く、先生から「鏡の中の自分を見て!」というインストラクションを受けることもあります。
鏡がある場合、目で見て確認し、体勢を直したりもできるのですが、アシュタンガヨガの場合、大切なのは「”ドリシティ”=視線」。というのは、もう、耳にタコができるほど、聞いていることかと思います。
幸か不幸か(?)マイソール高崎にお越しの皆さんは、鏡がない環境で練習されている方ばかりだと思うので、私のアジャストで姿勢を訂正したりされているはずですが、練習生の中には、こんな賢い方もいるんですねー!!
ほら、こちら↓ yogini. Sanae
前から「そんな手もあったか!」と見ていたのですが、彼女はこのプラサリータパードッタナーサナになると、必ず、かかとをマットの端に合わせます。無意識かもしれませんが、これは、足の中に頭頂部をすっぽりと入れるポーズなので、かかとがまっすぐライン上にあるかの確認になりますね。
感心していたら、あらあら、こちらにも!! ↓yogini. Reiko
アシュタンガヨガは、後ろを向いたり、前を向いたりするので、アーサナの度に足腰の並行が崩れてしまいますね。私は、アシュタンガヨガは、ダイナミックに呼吸を楽しみフローするのが醍醐味だと思っているので、あまり細かいことは言わないのですが、やはり、体に型が馴染むまでは、丁寧に時間を積み重ねて、正しい姿勢を覚えこませた方が良い。
私の場合、コツはズバリ、「マット幅」「床」「床板のライン」「天井のマス目」「壁の窓枠・パイプの高さ」etc、ありとあらゆる建物・自然界の構造と体の部位を「平行にする」です。
まずは、マットを敷く時に、床の板目のラインに沿って敷くといい。トリコーナアーサナなどで、大きく体をひねった時にも、背骨がまっすぐに伸びているか、床のラインを意識します。私はさらに、ひねって指先を見上げた時には、その先の天井のラインも見て、ポジションを確認しています。
他にも、ヴィラバドラアーサナで広げた両腕は床と平行に。全てのポーズに言えることです。
そうして練習しているうちに、どんな場所で練習しても、もちろん鏡なんかなくても、正しいアーサナをとることができるようになります。
↑ハーフベンドは床=大地と平行に!砂浜の自然な稜線に体を平行に寄り添わせます。
ハンドスタンドは、ヤシの木のようにすっくと伸びます。
伸ばした手の先、つま先、、、、さらにその先を見つめよう。
さらに呼吸が入って、伸びるから。
自然のカタチに寄り添ってみよう。
私たちの体も、きっとそれらと同じ種類のものだから。
今週もマットの上で会いましょう!
namasute♡masami