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徒然なるままに、インド直前に思うことあれこれ。

· ブログ

みなさん、「インド旅いいなー!」「Masami さん、さぞやワクワクでしょうね!」とお思いでしょうか?

いいえ、、、このブログをわざわざ読みに来てくださっているのは、近しい方々と信じて、正直に打ち明けますと、、

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私にとってインドは、

“体力を使って老体に鞭打ち(涙;

お金を出して、苦労しに行くところ”です。

これを買いているのは出発前夜ですが、明日も、年末年始も、いつも通りマイソール高崎の皆さんと、そして、家族と迎えたいです。

アシュタンガの練習をするということに関して言えば、いつでもどこでも同じはずなのです。

そして、旅好きの私は学生時代から30カ国くらいは訪ねて行っているので、だいたいのことは大丈夫だと思っていました。昨年までは。

しかし、こと、インドとなると、渡航中のトラブル、人種や宗教感文化の違い、人間関係や距離感、食問題などにより、昨年のトラウマが大爆発するのであります。

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もちろん、たくさんの楽しかった思い出、充実感もありますが、インドマイソールの修行場は、私にとって、《コンフォートゾーンから離れ、自分のダメダメっぷりと向き合い、凹みまくる場所》です。さらに、あの場の緊張感とプレッシャーは凄まじく、決して心地よい練習ではありません。

周りを見渡せば、あちこちに第一線で活躍されているアシュタンギーの方々が。自信に満ち溢れていてかっこいい。スタイルいい!ファッショナブル!!素敵!!!

しかし、私はどうだろう?などと、愚かな葛藤がはじまります。皆さん若く、アシュタンガに夢中で体力もあり、志高く燃えている。しかしこちらは、体力維持との葛藤の日々。「練習に集中すれば良い」おっしゃる通り。しかし、そこはインド、「練習以外のこと」が、なかなかいろいろあるんです。アーサナだけがアシュタンガではないのは、ご存知のとおり。

それでもなお、2年目のインドの機会を頂けたことは、私にとってこれが《越えるべき壁》であるということなのでしょう。与えられた人生の役割りのひとつです。

行きたくてもいけない方もたくさんいらっしゃる中で、私は運が良い。運が良いということは、私が授かったものではなく、「何かがあっても、どなたかのお力添えでどうにかなってきた」ことをいうのだと、最近気付きました。

私の気付いていないことを誰かがやってくださっていたのでしょう。私の出来ないことを誰かが整えてくださっていたのでしょう。

安住の地に居続けたいのだけど、インド修行は与えられる限り、そのどなたかへのお礼として途中下車してはいけない挑戦なのです。

渡印に際して、皆さんからのたくさんの激励の言葉やお餞別をいただきました。ただ暮らしているだけでもお忙しい皆さんが、私のために時間を割いてあれこれ選んで準備してくださったものたちに囲まれて心がいっぱいです。私の準備不足を気遣って、トランクに詰めるべき品物が次々と届いて、本当にありがたく、どうして、イマイチな私にみんなこんなに優しくしてくれるのでしょう。と思います。ほんと、どうして??

でも、確かに、私の生きる道と力を与えてくれているのは、練習の数時間、ムーンデーの余暇を一緒に過ごしてくれる皆さんの善意です。私はみんなの善意でできてるいのか。じゃあ、疲れたー!とか言ってちゃいかんなぁ、ちゃんとしなければならんなぁ!と、思う次第です。

私も、結果はどうあれ、自分の怠惰さや、体力のなさや、ダメダメっぷりと向き合って来ます。「お腹壊さないように」「バイクでコケないように」との言いつけを守って、予定日にはちゃんと帰って来られるように頑張りますので、皆さんも、私の留守の約2か月間、どうぞコツコツと練習を続けて、また、いつもの笑顔で、いつもの場所に来てくれたら嬉しいです。

長文お付き合いありがとうございました。

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2023/11/27 インド出発前夜に。

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