「息」してますか?
最近の朝のマイソールクラスの風景です。
毎朝、みなさんと練習の時間をシェアしていていると、まるで深い海に潜った時のように、私の心は穏やかになります。
そして、ひとたび、あなたの体に触れると、なんていうか、あなたになった気がします。(乗り移り体質!?キャー!笑)今日はどんな体調なのか、どこが詰まっていて苦しいか、なんだか分かります。
それらを教えてくれるのは、すべて「呼吸」です。
呼吸は、性格までも教えてくれますよ。
あなたが真面目なタイプだとか、自由な人だとか(笑)。
漫然とフローしてませんか?
アシュタンガヨガのシークエンスはいつも同じ。初めは必死に覚えて頑張りますが、慣れてくると、なんとなくそれらしいポーズが取れるようになります。
体が勝手に動くようになりますし、それはそれで「フロー感」を味わえて気持ちも良いので、「こんな感じでいいかな」と、それ以上のチャレンジをしなくなる時があります。
私も、仕事をしながら夜のレッスンに通っていたため、「翌日の仕事に響かないように」と、保険をかけたような練習を続けていましたし、途中で個人練習になったため、「無意識フロー練習」を指摘してくださる先生もおらず、ヨガを深める練習をしていなかったことに、今さらながら気づきます。
呼吸が止まるもう一つの要因は「思考」。頭が忙しくて大変な人は、呼吸が必ず止まっています。私も、みなさんにアドバイスさせていただく時、どうしても「身体的」なことをアドバイスします。「肘をまっすぐに伸ばして」「腰を前に出して」「坐骨を感じて」・・
もちろん、大人になってからのヨガの実践においてはとても大切なことですが、そうしているうちに、解剖学的な知識や、アライメントで頭がいっぱいになります。
思考しているということは<呼吸>に意識が向いていないということです。
身体的な練習は、それはそれで大切なこと。まずは土台ありきです。身体的な練習を積んで、体力や持久力がある体で<次のレベル=呼吸>の練習をするのが、<練習が深まる>ことだと思うんです。さぁ、ここからが、アシュタンガヨガの本領発揮ですよ!
<呼吸を深める練習>というのは、身体的な基礎の部分があるところで「もう一息、吸ってみる」「もう一息、吐いてみる」という、とてもチャレンジングなものです。だからこそ、この領域は<マインドの強化練習>なんです。
▲私もあと一呼吸!一緒に頑張りましょう!
ヨガは、精神的な面もブラッシュアップしてくれます。
あなたの怠惰にカツを入れてくれます。
あなたの弱さをついてきます。
超えるべき高い壁も用意してくれます。
でも、きっとそれは、あなたに与えられた最高のギフトです。
それをあなたが楽しむなら。
Enjoy your Life!!! ♡ masami