「アーサナの王様」という別名を持つ、このシルシャ・アーサナ(=ヘッドスタンド)。アシュタンガヨガを始めた皆さんにとって、このアーサナに挑戦することが、まずは一番の目標になり、そして、特別にアシュタンガヨガにときめいている素敵な時期と言ってもいいかもしれません。
このアーサナには、見た目のかっこよさ?の裏側で、身体を逆転させることで内臓が正しい位置に戻してくれたり、バランスをとることで集中を深める素晴らしい効果をもたらしてくれます。
今年の書初めに掲げる方も多かったので、先日の雪の日に(笑)動画を撮ってみました。(インスタグラムにもアップしましたが、ハーフベンドがちょん切れておりました。こちらがフルバージョン!)
ポイント
◉肘が浮いてしまうと前転してしまう。まずは、肘を安定させる練習から!
◉頭頂部とマットが接する場所によっては、首を痛める恐れがあるので、指導者に見てもらうこと。
◉肘を広げすぎたり、肩を縮めすぎたりすると肘が浮きやすい
◉慌てて足を蹴り上げずにギリギリまで顔の方まで歩いて来て!
◉呼吸が何より大切。最後の一歩で大きく「吸う」。脚が「ふわっ」と浮く瞬間を集中して見逃さないで!
◉力が入っているのは、ウディヤナバンダより上半身。しっかりと固定させて!
◉ハーフベンドのポイントは、身体が「Z」になること。吸いながらお腹をググーッと引き入れて、「Z」の中心軸を作るところまでお尻を引きます。つま先が視界に入ったら、だいたい90度です。
私も、壁めがけて足を振り上げたり、頭をぎゅうぎゅう押し付けて首を痛くしながら、一人でこっそり練習していました。私は、頚椎に不都合があるので、「こんな練習をしていていいのだろうか」と不安な気持ちと葛藤しながらも、やっぱり皆さんと一緒で、ときめいちゃってますから「やってみたい」んですよね。でも、実際にできるようになってみると、首や頭に負荷はほとんどかからないアーサナで、今では、私の大好きなアーサナのひとつになりました。足が浮いてキープできるようになるまでは、指導者の元で、安全に練習してみてください。そして、信頼して体を預けてみてください。大丈夫、きっとできるようになりますよ。
アーサナが完成することに夢中になりがちですが、このアーサナに向き合っている時間の方がよほど素敵な時間だと知って欲しいな、と思います。
練習する過程で「どうしても肘が開いちゃう」「なぜかお尻が曲がっちゃってバランスが取れない」etc。そこには、自分の体の骨格、癖、習慣が潜んでるなぁ。ああだこうだ悩んだり、練習の仕方を開発したり、隣で練習している方が言ってくれた何気ない一言にヒントが隠されていたり、ハッとしたり、、、。そんな時間が、これまた楽しいんです!
あ。そういえば私、子供の頃の夢は「ミステリーハンターになること」でした(笑)一緒に体のことを探って行きましょう!
動画が参考になれば幸いです。イメトレしながら練習に臨んでくださいね!
namasute♡masami