お盆休みいかがお過ごしでしたか?、変わらず練習にご参加していただいた方、ありがとうございました。大量の汗はかくものの、肌を撫でてゆく風が秋めいてきたのを感じますね。
このような気候は、体が温まるのも早いですから、柔軟性を高めてくれますよ。今のうちにしっかりと筋肉をほぐして、伸ばして、「私の体はここまで伸びるんんだ!」という感覚を、体に覚えてもらうといいと思います。
アシュタンガヨガ「何のために」やってる?
「健康と美容のため!」「スリムになりたい!」「綺麗な筋肉をつけたい!」「楽しいから!」何がきっかけでも、目的でも、素敵なこと。
でも、たまに、ふと思います。「こんなに一生懸命やっているのに、どうして◯◯さんみたいにできないんだろう?」「練習のために何時間も使って、一体何をしているんだろう?」etc・・・
こうなると負のループから抜け出すのも大変です。
私は、日頃から皆さんとのおしゃべりで言っているのですが、まず、自分ではない誰か=◯◯さんと比べる必要は何ひとつありません。フォトジェニックなポーズ写真に憧れて、目標に頑張るのはもちろん素晴らしいことですが、その人とあなたは、骨格も、筋肉も、幼い頃からの経歴も、柔軟性も、感性も何もかも違うのです。「みんな違って、それでいい」んです。
他人と比較すると、途端に満足感が薄くなりますよね。
人は人、まるで、違う2本の道を歩いている。あなたが何にフォーカスするかで、練習は全く違うものになるはずです。
それよりも、「昨日より、1ミリ深い前屈ができた!」「1週間前より、呼吸が楽にできるようになった!」そんな、自分への好奇心を全開にして練習することができたら、アシュタンガヨガはもっともっと面白くなりますよ。
「肩甲骨が硬いなぁ」そう感じたら、「どうやったらほぐれるかな?」「マッサージに行ってみようか」「動画でストレッチを検索してみようか」「手の位置を、昨日よりちょっと前へずらしてみよう・・・イマイチだなぁ・・・じゃあ、明日は後ろにずらしてみよう!」「体重を手のひらに乗せてみよう・・明日は親指の付け根に乗せてみよう」まずは、あれこれ、やってみるのです。
そうしているうちに、「私だけのマイソールスタイル」「これが私の練習のルーティーン」が、できてきます。
アシュタンガヨガは、みんなが同じ動作をするけれど、それぞれに「個性」が出ていますよね。力強い、美しい、流れるような、ダンスしているような、風のような、鋼のような、鋭利な、、、いろんな形容詞が当てはめられます。他人を目標にするのではなく、自分のなりたいイメージ、それを目標にしてみてはどうでしょう?
心に余裕がある人が、自然と美しいと感じるように、体の内側に、空間(スペース)を生み出すことができたら、体はどんどん伸びて広がってゆく。心も体も、やっぱり繋がっていて、緊張感を少しづつ手放して、リラックスする。リラックスするには、安定した筋肉、強さも必要になってくる。それは、1回のWSで得られるようなものではありません。大事なことは、時間がかかるもの。日々の練習を積み重ねているからこそ、1ミリ単位の「昨日と違う私」を発見できる。
アシュタンガヨガは、自分の体の未開発な部分を、発掘してゆく、宝探しみたいなもの。自分の体の細部に気づいて、目覚めてゆく感覚は、ちょっと他では得られない!と、思う今日この頃。
そして、もうひとつ大切なこと。一番信じて欲しいのは、誰の意見でもなく、「自分の感覚」です。人が見ても分からない「あ!今日はいい感じ!」「あ!今日はちょっと呼吸が浅い・深い」そんな発見を大事にして欲しい。自分自身を信じることって、意外と難しい。それには、自分を納得させる「体験」が必要だからです。「私は努力している」「こんなことができるんだから、あれもできるはず」「さぁ、やってみよう!」この自信は、ヨガだけではなくて、日常生活、お仕事にも、必ずプラスになります。
キリキリしない、ゆとりを持って生きてゆく。
その姿が、そのまま、あなたのアシュタンガヨガになってゆく。
I love ashtangayoga
namasute♡masami